本は子どもの成長にともなって、だんだん高度なものに切り替えていくことが大切です。そこで問題なのは「子どもの本と大人の本の切り替えどき」。小学校高学年で文庫本を読むようになれば大成功ですが、子どもの本から文庫本に移行するのは、思いのほか大きなギャップがあるようです。しかし、世の中には「岩波少年文庫」を始めとする子供用の文庫本もありますし、子どもの本でも『バッテリー』や『十五少年漂流記』のように文庫化されているものもあります。これらの本を活用して、徐々に文庫本の広い世界に触れさせるようにすると、抵抗なく文庫本に移行できるでしょう。旅行に行くときに一冊持たせることも、文庫本に親しむよいきっかけになります。雨の日や遊び相手が見つからず退屈な日、今の子はどうしてもテレビやテレビゲームに走りがちです。しかし、こんなときにまず本を手に取る習慣が身についているなら、その子の読書力はますます向上していくことでしょう。
慣れとは恐い。目が飛び出そうな価格が付けられた化粧品の多くは、肌のお手入れの最後で使用する美容液やクリームだ。ばしゃばしゃと使う化粧水とは違って、クリームなら使用量はそう多くない。「仕上げ」の目的で使われるため、高価格に対する抵抗感もそう強くない。「大事に使えばそれなりに持つし、最後に使うキメのアイテムなのだから今後も効果が高いものを使いたい」という心理が働く。なぜ高い化粧品がこんなにももてはやされるのか。その背景を探るには、「機能性化粧品」の登場にまで時間をさかのぼる必要がある。スキンケア化粧品の目的は、長らく「肌をしっとりさせ、キメを整える」ことだった。機能性化粧品とは、これに加えて、しわを改善する、シミを予防し目立たなくする、肌の老化を遅らせるといった高度な機能を有する(と称する)商品を指す。老化のメカニズムは完全に解明されているわけではなく、消費者の要求を満たす技術は実現に至っていない。せいぜいが老化を多少遅らせることができる程度だ。しかし、加齢(エイジング)によりもたらされる現象をくいとめ、できれば若返りたいというアンチエイジング志向はますます強くなっている。欲望が強ければ強くなるほど、対価の上限も高くなるのである。
花は、お見舞いに喜ばれるものですが、気をつけたいこともいくつかあります。病人の好きな花がいちばんですが、あまり色がどぎつかったり、香りのきついものはさけましょう。また、入院中の人を見舞うときは、置く場所を考えて、花束も大きすぎないものに。花瓶がないようなときは、花瓶も一緒に贈ります。最近は、お菓子や缶詰、パジャマなどもよく使われます。ただし、一見重宝されるパジャマも、寝つくといった意味で嫌う人もいます。食べ物の場合は、病人の食事制限に合ったものを選びましょう。入院中の人で、回復が順調にすすんでいるようなら、軽く読める雑誌や本、スケッチブックと色鉛筆のセット、レターセットなど退屈しのぎになるものを。長期にわたる入院、療養の場合は、まめに手紙を書いたり、病人のつき添いなどにも折り詰めを差し入れるなど、家族への心づかいも喜ばれるものです。